新機能
各種プラットフォームやエディターに関わるいくつかの重要なアップデートの概要を紹介します。完全な詳細については、リリースノートを確認してください。
Google の Android Gaming and Graphics チームとの共同開発により最適化された Android 用のフレームペーシング機能により、低変動でのフレームの分散を可能にすることで、安定したフレームレートとよりスムーズなゲームプレイ体験を実現します。
モバイルの開発者として、改良された OpenGL サポートからもメリットを得られます。Metal に対応していないローエンドの iOS デバイス(Unity のゲームを実行する iOS デバイスのおよそ 25%)のパフォーマンスを改善するために、OpenGL のマルチスレッディング(iOS)を追加しました。
ライトウェイトレンダーパイプライン(LWRP)を使用するプロジェクトの CPU パフォーマンスを改善するために、SRP Batcher の OpenGL のサポート(iOS と Android)を追加しました。
この新しい関数により、さまざまなターゲットの最終的なアプリケーションサイズをより簡単に把握できます。
このお使いのターゲットプラットフォーム用に改良されたシステムが開発ワークフローの効率化をサポートします。プレビューの初期段階にあるため、Unity では新しいワークフローを試してもらったユーザーからのフィードバックを受け付けています。
顔トラッキング、2D 画像トラッキング、3D オブジェクトトラッキング、環境プローブなどのサポートを追加しました。すべてプレビュー段階です。
- フェイストラッキング(ARKit および ARCore):顔のランドマーク、検出された顔のメッシュ表現、ブレンド シェイプ情報にアクセスして、顔のアニメーション リグに取り込むことができます。Face Manager が顔トラッキングを行うデバイスの設定を処理し、検出された各顔にゲームオブジェクトを作成します。
- 2D画像トラッキング(ARKitおよびARCore):この機能を使用すると、環境内の 2D 画像を検出できます。Tracked Image Manager は認識されたすべての画像を表すゲームオブジェクトを自動的に作成します。具体的な画像の存在に基づいて AR 体験を変更できます。
- 3Dオブジェクトトラッキング(ARKit):現実世界のオブジェクトのデジタル表現を Unity エクスペリエンスにインポートし、環境内で検出することができます。Tracked Object Manager は検出された各物理オブジェクトに対してゲームオブジェクトを作成し、具体的な実世界のオブジェクトの存在に基づいて体験を変更します。この機能はゲーム以外に教育用およびトレーニング用の体験を構築するのに有用です。
- 環境プローブ(ARKit):これにより、環境の特定の領域の照明と色の情報が検出され、3D コンテンツを周囲の環境にシームレスに溶け込ませることができます。Environment Probe Manager はこの情報を使用して Unity 内にキューブマップを自動的に作成します。
- モーションキャプチャー(ARKit):これは人の動きを捉えます。Human Body Manager は、カメラフレームで認識された人間の 2D(スクリーンスペース)表現と 3D(ワールドスペース)表現を検出します。
- ピープルオクルージョン(ARKit):これにより、デジタル コンテンツを現実世界に融合させ、よりリアルな AR 体験が可能になります。Human Body Manager はデプスセグメンテーション画像を使用して、デジタルコンテンツの前に人物がいるかどうかを判断します。
- コラボレーションセッション(ARKit):これにより、接続された複数の ARKit アプリが環境に関する理解を継続的に共有できるようになり、マルチプレイヤー ゲームや共同アプリケーションが可能になります。
HDRP が VR プロジェクトをサポートするようになりました(プレビュー版)。このサポートは現在 Windows 10 デバイスと Direct3D11 デバイスに限定されており、HDRP での VR にシングルパスステレオレンダリングを使用する必要があります。